神道と仏教の違い
こんにちは。島津久崇です。
今回は、神主を名乗った時によく聞かれるテーマ「神道と仏教の違い」について書きました。
とはいえ、あくまでも神主目線であり捉え方も神仏習合の神社の神主とは異なる部分も多いと思いますので、ぜひ神社にお参りして神主さんの話を直接聞いてみてくださいね。
日本は不思議な国です。
「初詣」は、神道用語ですので基本神社に行きますね。
「生まれ変わる」という概念は仏教の「輪廻転生」という言葉のイメージがとても強いと思います。
(他の宗教でも同様の考え方が見られますが)
こういった概念が「日本人」の中に存在した上で「無宗教化」しているという話もあるので、それは結論としてとても難しいように思っています。
【時間軸の違い】
神道と仏教では、主に時間軸が違うと思っています。
ざっくり言うと...
神道:今をhappyに!
仏教:死んだらHappyに!
神道は「死んだら神様になって見守ってくれる」と言う考え方です。
仏教は「死んでも生まれ変われる」と言う考え方です。
輪廻転生と言う言葉が指していますね。
また、神道には「祭」と言う文化があります。
「祭」と言う字は「示」「月」「又」の3つが合わさって出来ています。
「示」は祭壇を表し「月」は「にくづき」から「生贄」を指し「又」は許す事を意味します。
祭で怒りに対し許しを求めることが「祭」の語源になります。
「天の岩戸」が分かりやすいですね。
今回は、一番分かりやすいと思われる「時間軸」で説明しました。
他の違いも知りたい方は、こちらの本をご覧いただくと分かりやすいですよ。
と言う事で、今回は神道と仏教の違い~時間軸編~でした。
ご覧いただき有難うございました。